レースの性質 × 狙いゾーン × 馬券種 × 買い方 × 購入点数 = ?
馬券には、単勝から3連単まで8種類の式別があり、連勝馬券においては、
ながし、ボックス、フォーメーションという購入方式があります。
この中でベストな購入方式は一体どれだと考えた場合いろいろな意見がある
と思いますが私の意見で言えば馬連や馬単のような2連勝馬券なら、ながし、
3連複や3連単のような3連勝馬券なら軸2頭ながしかフォーメーションが
ベストだと考えています。
ボックス買いというのは軸馬という概念がないため、チョイスした馬の
どれがきても的中になるので一見効率的なように思えますが、その分点数が
増えてしまうため私自身はあまり好んでいません。
それにボックスの場合は不経済な組み合わせが入ってしまうため馬券戦略的
に見てもあまり良くないように思うのです。
たとえば、以下のように人気上位5頭ボックスを買った場合を考えてみて
ください。
1番人気 - 2番人気 - 3番人気 - 4番人気 - 5番人気
この場合、たとえば3番人気と5番人気くらいの決着ですと、そこそこいい
配当がつくと思うのですが最も配当の低い1番人気-2番人気の組み合わせ
も入っていることになります。
当然1番人気-2番人気の組み合わせは出現率も高いので的中率自体は高まり
ますが、期待回収率のことを考えれば効率的な買い方とは言えません。
期待回収率とは、その組み合わせを長期的に買い続けてどれくらいの回収が
見込めるかという回収率数値です。
儲け度外視で、ただ当てることを目的とするならこの買い方でもいいと思うの
ですが、トータルプラスに持っていくためには期待回収率の低い馬券は極力
切ったほうがいいのです。
たとえば以下のような買い方にするとかです。
1番人気 - 5番人気
2番人気 - 4番人気・5番人気
3番人気 - 4番人気・5番人気
4番人気 - 5番人気
5頭ボックスなら10点だったのが、このような買い方なら
6点くらいに絞れます。
このような考え方で馬券を組めば、的中率はボックス買いに負けますが、
回収率はボックス買いより高くなります。
もちろんそれらの組み合わせを買い続けてプラス回収になる確率が高いという
明確な根拠と統計データが必要なのは言うまでもありませんが・・・・・
現在私はメインレースの馬券を馬単のながしと3連複の2頭軸ながしで買って
いますが、これも上記と同じような考え方です。
1番人気 → 2番人気・3番人気・4番人気・5番人気
たとえば3連複を上記のように1頭軸ながしで買った場合、低配当で
期待回収率の低い、1番人気→2番人気→3番人気という組み合わせも買い目
に入ってしまうことになります。
でも馬券戦略的に見ればそのような買い目を切ったほうが長期的な視点から
見ていいのです。
たとえば、1番人気-2番人気の組み合わせの馬連、ワイド、枠連、馬単、
1番人気-2番人気-3番人気の組み合わせの3連複、3連単というのは、
最も出現率が高い反面、年間回収率は必ず100%を下回ります。
つまりこれら人気サイドの組み合わせを買えば買うほどマイナスになっていく
ということです。
ということは、これらの低配当で期待回収率が100%を下回る組み合わせを
買い目から外し、期待回収率が100%を超える組み合わせのみを買い目に
入れ、馬券を組むのがベストだということです。
たとえば・・・・・
1番人気 - 2番人気 → 8番人気・9番人気・10番人気
1番人気 - 3番人気 → 9番人気・12番人気
2番人気 - 3番人気 → 10番人気・11番人気
私も去年までは1頭軸流しをメインにしていましたが、現在は上記のような
低配当の組み合わせを効率的に省ける2頭軸ながしが有効だと考えています。
馬1:1番人気・2番人気・3番人気
馬2:9番人気・10番人気
馬3:4番人気・5番人気・6番人気・7番人気・8番人気
また上記のようにフォーメーションも2頭軸ながしと同じような方式ですので、
低配当の組み合わせを省くのに便利な買い方だと思います。
では、低配当の組み合わせを買ってはいけないのかというと、
決してそのようなことはないですが、低配当の組み合わせを買うなら、
究極なまでに点数の絞込みを行う必要があります。
馬連なら1~3点、3連複ならせいぜい10点以内まで絞らないと長期的な
収支はプラスになりません。
私の場合は基本、荒れるレースで勝負するので、買い目の手を広げ、高配当の
馬券を的中させることにより回収を上げるという戦略ですが、少点数で勝負
するなら、紛れが少なく上位人気で決着する確率が高いレース=順当レース
を選択する必要があります。
更に言えば人気サイドのゾーンを狙う場合、それら組み合わせの期待回収率の
ほとんどは100%を下回るため、資金マネジメントを用いた追い上げ投資
(不的中のたびに賭け金を増額する方法)をしなければ年間プラスにするのは
難しいです。
私が順当レースや人気サイドを狙わないのは、追い上げ投資をしたくないから
という単純な理由も1つとしてあるのですが、追い上げをせずに年間トータル
プラスにするには、やはり荒れるレースを対象にして高配当馬券をとる穴狙い
に徹する方法がベストなのです。
レースの性質 × 狙いゾーン × 馬券種 × 買い方 × 購入点数
= 儲け度合い
馬券戦略を考える場合、上記の方程式をじっくり考える必要があります。
順当レースで多点買いしても儲からないですし、
波乱レースで上位人気の組み合わせばかり買っていても儲かりません。
・ 自分の狙っているレースは一体どのような性質なのか?
・ 狙うゾーンは人気サイドかそれとも穴サイドか?
・ 自分の買う馬券の種類は儲けを出すために効果的なものか?
・ 買い方に無駄はないか?
・ 購入点数は多すぎないか?あるいは少なすぎないか?
このようなことをひとつひとつ再検討していくことが大切です。
私は今年から会員制の馬券クラブをスタートし、メインレースの馬券情報を
会員様に配信させていただいているのですが、最近何名かのメルマガ読者の
方から「買い目が多すぎるのでは?」とのご意見も頂いています。
何点をもってして多いのか少ないのかは人それぞれ感じるところは違うと思い
ますが、大切なのは購入点数ではなく、さきほどお話した全体像、つまり、
その購入点数で方程式がしっかりと機能するか?=トータル的に儲かるのか、
という部分を考えることが重要になってきます。
馬券戦略の全体像や方程式を何も考えず、ただ単に「買い目は絞ったほうが
儲かる」とか「3連複の購入点数は何点くらいが妥当」という話は全く意味
がありません。
ネット上やスポーツ新聞に「馬連1点勝負で連勝中!」とか「3点買いで的中率
99%」いったような、あり得ない詐欺的広告が多い影響から、少点数で
馬券を連発的中させる秘法が必ずあるはずだとか、少点数でしか儲からないと
いう幻想を植え付けられている人も多いと思いますが、購入点数のみで儲かる
度合いが決まるわけではないということを知っておく必要があります。
馬券で儲けるためには長期的な戦略が必要です。
あのレースは当たった外れたと一喜一憂するのではなく、トータルプラスの
意識を強く持ち、全体像を考えることです。
競馬はやはりギャンブル的要素が強いですから、従来のようなアナログ的な
予想作業のみで常勝できるほど甘くはありません。
株のシステムトレードのように、統計データを用い、ルールを明確に設定し、
継続投資していく以外に常勝の道はありません。
馬券の勝ち組になるためには・・・・・
その週の土日単位でしか結果を見ないような一般的な競馬ファンから、
年間を通じた戦略をもとに年単位で結果を見ることができる競馬投資家に
生まれ変わる必要があります。
株でもFXでも儲けを急ぎすぎるトレーダーは大抵損をします。
特に競馬ファンの場合は顕著で、即日プラスを求めている人が多いと思います
が、その考えだと大抵損をするのは目に見えているのです。
最低でも3ヶ月、できれば1年間は、目の前の結果だけに一喜一憂すること
なく、継続投資していくことが大切です。
そしてその「継続の力」こそが成功する投資家に最も必要な資質なのです。
2009年1月 7日|
カテゴリー:馬券講義

